第35回太田ステージ研究会のご案内


 

日  時 : 2025125日(土) 10:00~17:00  (9:30受付開始、対面開催)

場  所 : 北とぴあ 7階 第2研修室 (東京都北区王子1-11-1

参加費 : 会員 3,000円 非会員 4,000円 

(当日会場にてお支払いください。ちょうどの額を持ってきていただけると大変ありがたいです。)

 

〇  昼食時間は70分とってあり、近隣には食事のできる場所が数多くあります。

〇 汚損に気を付けて会場内でも飲食可能です。

 

 

※当日参加も可能ですが、会場等準備のため、できる限り下記お申込みページから事前申し込みをお願いいたします

※今回は対面開催のみでリモートはありません 


プログラム

0930        受付

1000        開会の挨拶

 

10101220   シンポジウム

改めて、療育とは何か

 

育という言葉は広く一般に知られるようになったが、それが指し示す内容は人により異なり、漠然と使われているように思われる。単にできないことをできるようにするための繰り返しの訓練や、行動の偏りを矯正するもののような誤解に接し、「いや、そういうことばかりでもないのだけれど…」と言葉を探す。日々親子を迎え、子どもの「分かった!」という喜びを引き出せるよう工夫したり、どうしたら子どもが成長しやすいかと模索したりしてはいるものの、では改めて療育とは何かと問われると、ひとことでは説明できない難しさに困惑し、「療育とは何だろう?」と自問自答することとなる。そのような支援者は多いのではないだろうか。

そこで、アスペルガーや高木憲次の歴史的な定義、そして太田昌孝の定義などを改めて学び、療育の要件や、療育者として持つべき知識・技術、療育に求められることや目指すべきことなどについて議論する機会をと考えた。

今回は、3名のシンポジストを迎え、それぞれ医療、教育、そして家族の立場から、療育をどのようなものだと考えるか、療育に何を求めるかなどについて、話題提供していただく。3名とも、それぞれ太田ステージに基づく療育・相談などの治療的働きかけを身近に感じつつ、それぞれの分野で活躍している方々である。それゆえに、自身の活動をふまえて客観的に療育を論じ、忌憚のない意見を聞かせていただけると期待している。療育を提供する側も、協働する他の専門家も、フロアにいる誰もが対等な立場で療育を語り合い、明日からの活動をさらに高めていく機会にしたい。

 

 

シンポジスト

渡邉慶一郎先生 東京大学相談支援研究開発センター 教授 副センター長・総合窓口

溝口尚美先生  長野県下諏訪町教育委員会教育支援員(特別教育支援士)

城所由加先生  当事者家族(特定非営利活動法人銀杏の会理事)

 

 


12201330  昼食タイム

13301430  一般演題 : 発表20分 討論10分  

1)   認知発達段階を考慮した作業療法 

~太田StageⅠ~ⅡのASD幼児に対する実践から~

田中豊明 (東京都立東大和療育センター)

 

2StageⅣ・Ⅴ以上のレーブン色彩マトリックス検査

本木隆介 (墨田区社会福祉事業団 すみだステップハウスおおぞら にじの子)

      

14351450   総会

14501500   休憩

15001630  一般演題 : 発表20分 討論10分  

3知的障害特別支援学校における太田ステージの取り組みの成果と課題

古川理代 (埼玉県立所沢特別支援学校)

 

4)一人ひとりの“こころの世界”に応じた意思決定支援の一考察

~太田ステージを手がかりとしたトーキングマット活用の取り組み~

秋田彰子 (フリーランス[心理職])・亀井真由美(東京都立東大和療育センター)

 

5) 富士見学園の支援について ―太田ステージを利用した取り組み―

高畑裕子 (社会福祉法人あしたか太陽の丘 障害者支援施設富士見学園)

 

 

1630      閉会の挨拶

 


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第35回太田ステージ研究会 プログラム
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